製品概要

非破壊検査ソリューション
『外観変状検査アプリケーション』

高度経済成長期に急速に整備された構造物の多くが耐用年数を迎え始め、コンクリート構造物の劣化問題が顕在化しつつあります。このため、産業廃棄物やリサイクルなどの環境問題も含め、このコンクリート構造物の維持管理業務の効率化が課題となり、 多くのコンクリート構造物の健全度診断が必要になることが予想されます。

コンクリート構造物健全度診断の外観変状検査で重要な4種類の損傷部(クラック、漏水、剥離、遊離石灰)は、 今まで検査員のスケッチで行ってきたため、定量的な判断ができませんでした。 また、クラック自動解析のソフトが市場投入されていますが、精度が低く、クラック以外の損傷部は、手作業による描画となっています。

弊社では、この問題を解決する為にITでの業務経験、グループ企業による土木経験を生かし4種類の損傷部全てを自動検出することができる「外観変状検査アプリケーション」を開発しています。今回はそのプロトタイプを出展いたします。

外観変状検査における本製品の位置づけ

画像解析による外観変状検査は大きく撮影、貼り合わせ、画像解析、報告書作成の4つの作業があり、
本製品は、画像解析、報告書作成に使用することができます。

本製品の特徴

画像解析による、4種類のコンクリート損傷部の自動検出

  本製品は、外観変状検査に必要な4種類(クラック、漏水、剥離、遊離石灰)の検出(※1)を画像解析を用いて自動で行います。
  従来の自動検出を行うソフトウェアでは検知する事ができなかった、漏水・剥離・遊離石灰についても自動で検出できます。

サンプリング(キャリブレーション)(※1)で物件毎の違いにも対応

  本製品は、物件ごとに異なるコンクリート地肌の色や損傷部の色などをマウスで指定し、より高精度な検出を行います。

自動学習機能を使用した高精度な検出

  本製品は、自動学習機能(※1)を用いた専用画像解析エンジンにより、高精度な損傷部分検出が可能になります。
  自ら学習して損傷部の検出精度を高め、誤検出の削除作業を減らす事ができます。

AutoCADのアドオン機能を使用することによる高い操作性

  本製品は、土木・建築業界で導入実績の多いAutoCADのアドオン機能として実装されます。
  これによりAutoCADのメニューやボタンの一つとして各機能が使用することができるため、AutoCADに連携した簡便な操作性、
  視認性など、高い利便性を実現することが出来ます。

報告書の自動作成機能による作業工数・コストの削減

  画像解析にて自動検出された損傷部の情報をもとに、修復箇所などを報告書として出力できます。
  健全度評価を自動で行い(※1)、損傷部の種類、損傷個所の長さ・面積、損傷レベルを一覧及びグラフで構成して出力します。
  これらにより、従来よりも報告書作成の手間を減らすことが期待できます。

定量的な基準確立による安定した出力の実現

  外観変状検査は、今まで手書きのスケッチなどにより損傷部診断を行っていたため、個人差が生じていました。
  本製品を使用することによって、異なるオペレーターでも同一の検査結果を出力する事ができます。   

  ※1:2011年11月現在、プロトタイプの開発をしています。プロトタイプでは、クラックと漏水の検出のみ対応しています。
    また、サンプリング(キャリブレーション)、自動学習機能、自動の健全度評価の搭載はしていません。


◆従来との比較

  従来
(手作業)
従来
(既存の市販ソフト)
外観変状検査アプリケーション
(本製品)
精度/解析エンジン ×
技術者の目視での作業となるため、作業者により精度にばらつきがある。 クラックの自動検出の精度が低く、多くの誤認識の削除が必要なことから、十分と言えない。 実績を元にした損傷部検出アルゴリズムの採用と、自動学習機能(※1)を利用することにより、損傷部の自動検出精度を常に高くすることができる作りになっている。
操作性/簡便性 ×
スケッチなどの手作業による作業となるため、簡便性は著しく低い。 既存の市販ソフトは独自のユーザーインターフェイスを備えているため、操作を一から覚える必要があるため、操作性、簡便性が十分とは言えない。 本製品は土木・建築業界の従業員が使い慣れたAutoCADと連携しているため、満足できる操作性、簡便性を備えていると言える。
報告書 × ×
手作業となるため、簡便性は著しく低い。 既存の市販ソフトは検索結果をもとに手動で作成する必要があり、操作性、簡便性が十分とは言えない。 画像解析の結果から自動で報告書を作成する。損傷部図面、帳票、健全度評価等、必要な書類を作成する。
コスト ×
人の目視による診断であるため、人的コストがかかる。 クラック自動検出の精度が低いこと、他の損傷部は撮影画像の目視と手作業での記載作業であることから、十分なコストカットにはつながらない。 4種類の損傷部の自動検出(※1)、自動学習機能による高検出精度により、人的コストの削減が期待できる。

※1:2011年11月現在、プロトタイプの開発をしています。プロトタイプでは、クラックと漏水の検出のみ対応しています。
  また、自動学習機能の搭載はしていません。


現在の開発状況

クラック・漏水の自動検出、報告書作成を可能とするプロトタイプを開発中です。
剥離・遊離石灰の自動検知、サンプリング(キャリブレーション)、自動学習機能につきましては次期フェーズで実装予定です。


カタログ


 本製品のカタログはこちら⇒ (約1.49MB)

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